毎月の返済に追われ、いつ完済できるのか見通しが立たない。そんな状況に苦しんでいませんか。借金を確実に減らすには、ただ漠然と返済を続けるのではなく、明確な計画を立てることが欠かせません。
計画があれば、完済までの道筋が見え、精神的な負担も軽くなります。逆に計画なしで返済を続けていると、いつまでも利息ばかり払い続けることになりかねません。
返済計画を立てると、自分の借金の全体像を把握でき、毎月どのくらい返済すれば完済できるかが明らかになります。さらに、返済の遅延を防ぎ、新たな借り入れを避けるための強い味方にもなるのです。
返済計画を立てる手順
効果的な返済計画を立てるためには、順を追って情報を整理していく必要があります。まずは以下の手順で進めてみましょう。
借金の総額を把握する
最初に取り組むべきは、自分の借金がいくらあるのかを正確に把握することです。複数の借入先がある場合、それぞれの借入額、金利、毎月の返済額、返済日をすべて書き出してください。
利用明細書やマイページから確認できますし、わからない場合は借入先に電話で問い合わせることもできます。借入先が多すぎて把握しきれない場合は、信用情報機関への問い合わせも検討しましょう。
収入と支出を整理する
次に、毎月の収入と支出を明確にします。給与などの安定した収入と、家賃、光熱費、食費、通信費といった支出を項目ごとに書き出し、実際にどのくらいのお金が自由に使えるのかを可視化してください。
家計簿アプリを使えば、支出の記録と集計が簡単になります。ここで無駄な支出が見つかれば、削減の余地が生まれます。
毎月の返済可能額を決める
収入から支出を差し引いた金額が、返済に充てられる金額です。ただし、ここで注意したいのは、生活がギリギリになるほど返済額を高く設定しないこと。急な出費や病気、冠婚葬祭に対応できなくなると、また借金をする悪循環に陥ってしまいます。
少し余裕を持たせた現実的な金額を設定しましょう。
返済計画表を作成する
借金の状況と返済可能額が明らかになったら、返済計画表を作成します。返済計画表には、以下のような項目を含めると管理しやすくなります。
- 借入先の名称
- 借入残高
- 金利(年率)
- 毎月の返済額
- 返済日
- 完済予定日
エクセルや家計簿アプリを使えば、計算も楽になり、返済の進捗を視覚的に確認できます。計画表を作ることで、自分がどの段階にいるのか、あとどれくらいで完済できるのかが一目瞭然です。
返済を確実に進めるポイント
計画を立てたら、それを実行に移すことが何より重要です。ただ、計画通りに進まないこともあります。そんなときのために、いくつかのコツを押さえておきましょう。
金利の高い借金から優先的に返す
複数の借入先がある場合、金利が高い借金から優先的に返済することで、支払う利息の総額を減らせます。
利息は借入残高に応じて発生するため、残高を早く減らすほど効果的です。余裕があるときは、繰上返済を活用してください。
計画倒れを想定した対策を用意する
どれほど綿密な計画を立てても、予想外の出費は起こり得ます。そうした場合の対策を事前に考えておくことで、計画が破綻するリスクを減らせます。
たとえば、急な出費があった月は最低返済額だけを支払い、余裕がある月に多めに返すといった柔軟な対応ができると安心です。
返済のモチベーションを保つ
完済までの道のりが長いと、途中で気持ちが折れてしまうこともあります。そこで、返済が進むたびに自分を励ます仕組みを作りましょう。残高が減っていくグラフを作ったり、一定額返済できたらささやかなご褒美を設定したりすると、モチベーションを維持しやすくなります。
返済が難しいと感じたら相談を
計画を立てても、どうしても返済が難しいと感じることもあるかもしれません。そのような場合は、一人で抱え込まず、専門の相談窓口に相談することをおすすめします。
全国の財務局や法テラス、消費生活センターなどでは、無料で借金に関する相談を受け付けています。
相談窓口では、債務整理の方法や生活の立て直しについてアドバイスを受けられます。必要に応じて弁護士や司法書士への紹介も行っており、相談内容の秘密も厳守されるため、安心して利用できます。返済の見通しが立たないときこそ、早めに専門家の力を借りることが解決への近道です。
借金問題は必ず解決できるものですから、諦めずに一歩を踏み出してください。